滋賀県日野町北畑の食肉卸会社「神戸畜産」日野分場の敷地内の小屋が全焼し1人が死亡した火災で、滋賀県警は18日、現住建造物等放火の疑いで、建物に住む無職、中村倫代容疑者(50)を逮捕した。県警は、見つかった遺体は同居する会社員の板橋正春さん(68)とみて調べている。

逮捕容疑は17日午後9時10分ごろから18日午前7時50分ごろまでの間、小屋内で衣類に火を付け、約70平方メートルを全焼させたとしている。

県警によると、日野分場ではウシを飼育しており、板橋さんが働いていた。今年3月には中村容疑者が板橋さんのジャンパーに火の付いたたばこを押しつけるなどのトラブルがあり、4月17日にも口論があった。県警は殺人容疑も視野に捜査している。

出勤してきた別の従業員が18日午前7時50分ごろ、建物が全焼していると110番した。